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2009年11月14日 (土)

チンイツの待ち判別法(改訂版)

ここでは、チンイツの待ちの判別について話したい。

場合分けして、暗刻や順子を外して簡単な形(※1)にしてから待ちを考えて、 その後外した順子による補正(※2)を行うという方法がわかりやすいと思う。
例 2345666から234を外して、234+5666にする。

一番小さい数をaとする。 aの使われ方は、暗刻、順子、単騎待ち、待ち塔子、雀頭(シャンポン)、雀頭(非シャンポン)がある。
これで場合分けを行う必要があるが このままでは煩雑すぎるので簡略化することを考える。

以下のことを知っていれば、場合分けは簡略化される。

a+1、a+2 がともに1枚以上有るとき(すなわち、a・a+1・a+2で順子が作れるとき)は、
aが待ち塔子で使われるケースは考えなくてよい(aがa・a+1・a+2の順子で使われるケースと同じと考えて順子をはずす事が可能)。
例えば、a=2のときの嵌張待ちのとき(すなわち、3が1枚以上あって24嵌張待ちになるとき)、
3の使われ方は、暗刻、234の順子、345の順子、雀頭とあるがいずれのケースも 234の順子を外しても3待ちが残るので、234を外すことが可能。
24+333→33+234(3シャンポン待ち)、24+234→24+234(3嵌張待ち)、
24+345→234+45(36両面待ち)、24+33→234+3(3単騎待ち)
両面待ち、辺張待ちも同様。

aが単騎待ちで使われるケースは、aが1枚(状況によっては4枚もある。)かつa+1が0or3枚のときのみとしてかまわない。
(説明)
aが2or3枚あって単騎になる場合は、aが雀頭になるケースと同じになる。
(2単騎+234→22+34のような形になるからである。aが4枚のときは、例えば5単騎+5暗刻の形が状況によってはありえる。5は4枚使いだがすでに234を外していた場合には2単騎がある。)
a+1が1、2、4枚でaが単騎待ちで使われる場合は、aがa・a+1・a+2の順子で使われるケースと同じになる。
(2単騎+345→234+5単騎のような形になるから。 a+1が3枚のときは2+333の2単騎のケースを考えなければいけない。)

(※1)
以下の7枚形のパターンを覚えておくと、瞬時に判断できる。

( )内は単騎待ち
・331型
 4555666 5364(4)待ち
 4445666 36475(5)待ち
 4446888 576(6)待ち
・322型
 4455666 4536 (6)待ち
 4455566 465(5)待ち
・3面待ち(5666や4555)+順子型
 2345666 14725(25)待ち
 3455666 4725(5)待ち
 4556666 475(5)待ち
 5566667 4758(5)待ち
 5666678 4758(58)待ち
 4555678 3694(4)待ち
・その他
 2256777 247待ち
 3456678 369(36)待ち
 4445555 365(5)待ち

※5は4枚持ちだが補正時に注意が必要なので入れた。例えば4445555+678なら369待ちの他に8待ちがある。

 4556777 365(5)待ち
 2223457 67(7)待ち

(※2)
待ちの補正の形は以下のようになる。
 両面待ち 45+678で9待ち追加
 嵌張待ち 57+678で9待ち追加
 シャンポン待ち 66+678で9待ち追加、
 単騎待ち 6+678で9待ち追加、6+789で9待ち追加。
単騎待ちが他の待ちとは違うパターンになることに注意。

〈待ちが2つ追加されるケース〉
 2待ち+234+567 58待ち追加
 2待ち(単騎)+345+678 58待ち追加
 2待ち(単騎)+345+567 58待ち追加
 ※2待ち(単騎)+234+678では、8待ちは追加されないことに注意する。

その他知っておくと便利なものを以下に並べてみた。

● 外す面子の数について
 外す暗刻や順子は2面子が最もバランスがいい。7枚残りならある程度パターンで対応できる。これが1面子外した10枚残りだと、その10枚の待ちの判別が困難になる。また、3面子外した4枚残りだと、その4枚の待ちの判別は容易だが外した面子を追加するときの補正が大変になる。

● 場合分けの順番について
 場合分けするときの順番を固定するとよい。そうすれば、漏れを防ぐことができるし、どれを先にするかという迷いで時間をロスすることもない。
 順番の例
 3枚ある牌 3つの順子・塔子⇒暗刻⇒雀頭(シャンポン・非シャンポン両方)+1つの順子・塔子
 2枚ある牌 2つの順子・塔子⇒雀頭(シャンポン・非シャンポン両方)
 1枚ある牌 単騎待ちの牌⇒1つの順子・塔子

● 暗刻の牌が待ちになるときのシャンポンの待ちについて
 4445566788
 このような形を通常の方法でやってみる。まず4が3つの順子・塔子で使われていると考えて、それが不可能だと気づく。次に4を暗刻として見て、47両面待ち(8雀頭)と7嵌張待ち(5雀頭)を見つける。そして、4を雀頭として見て、48シャンポン待ちを見つけ、そして456の順子により7待ちを追加する。
 しかし、今回のような暗刻の牌が待ち牌になるときに限り、その待ちのシャンポン待ち(補正で追加される待ちを含む。)を考える必要はない。その待ちについてはすでに検討しているからである。今回の場合でいうと、シャンポンの4待ちがそれにあたり、その筋の1待ちや7待ちが追加されないかという検討は必要ない。

● ある場所を雀頭と見たときについて
 ある場所を雀頭と見ると、残りの11枚、8枚、5枚、2枚の牌について検討することになるが、そのときには以下の3つの形に注意する。

・AA22333444でAを雀頭と見たとき、残りの8枚を234+234+34と見ると25両面待ちとなり、22+333+444と見るとA2シャンポン待ちとなる。合わせてA25待ちである。5待ちやA待ちを見落とさないように注意する。
・AA22334455のように4つの対子が続いている形は、A25待ちのような3面待ちとなる。特に3344556677のように5つの対子が続いている形は、3467待ちのような4面待ちとなる。この形も覚えておくとよい。
・AA33345は、A36の変則シャンポン待ちとなる。36待ちで3の暗刻があったり、A3のシャンポン待ちで345の順子があったりする場合に注意する。

 注意するべき形はこの3つだけであり、それ以外の場合は変則的なことにならない。例えば、ある場合分けで36待ちとなった場合、その他の場合分けで別の箇所の待ちが発生するということはない。36待ちを見つけた時点で場合分けを止めることができる。(すみません、厳密に検討したわけではありません。ただ、私が知っている限りでは例外のケースを見つけることはできませんでした。)

 また、両面・辺張待ちの単騎化にも注意する必要がある。
 例えば、1234456778899で、123の順子を外すと4456778899となり、これは44を雀頭と見ると、56778899の両面の47待ちとなる。しかし、44+56は4+456と見ることもできるので、4待ちは単騎と見ることもできる。よって、この場合123の順子によって1待ちが追加される。

● 233444~のような形について
 一番小さい数(a)が1枚、その次の数(a+1)が2枚、その次の数(a+2)が2or3枚のときは、aは、a・a+1・a+2と順子で使われることが確定するので、これを外す。そうすると、a+1が1枚、a+2が1or2枚となるので、a+1は順子or塔子で使われることが確定する。つまり、233444~の場合は、234+345が外せるということである(5が1枚も無い場合には、234+34の25待ちになる)。このとき、234、345をそれぞれ外すのではなく、一緒にまとめた233445の形で外すと考えると分かりやすい。
 例えば、2334445566777の場合は、一目で233445を外せることが分かる。それを外すと、4566777となり、5836(6は単騎)待ちを補正して25836待ちになる。

 上のケースで、a+2が4枚の場合は、a・a+1・a+2の順子を外すとa+1が1枚、a+2が3枚となるので、a+1の単騎待ちも検討しなければいけない。例えば、2334444566778は233445を外すと、4466778となり、58待ちを補正して258待ちとなるが、それ以外に、2334444を234+3単騎+444と見て外すと、566778となる。これはちょうと2面子になるので、3単騎待ちも待ちとなる。

例題1
3334567788889

壱 下から外していく場合

3は3つの順子・塔子で使われることはない。暗刻か雀頭+1枚の形のどちらかになる。

A 3を暗刻で使うとき


333を外して
 4567788889

4は456の順子でしか使われないとしてよい(4単騎は考えなくてよい)。 456の順子を外して
 7788889

7枚形のパターンから、
69710待ち(7は単騎) 10を消して、697待ち(7は単騎)

697待ち+456 補正して、36947待ち

B 3を雀頭で使うとき


33を外して
 34567788889

345を外して
 67788889

677889を外して
 88

38シャンポン待ちになるが、3待ちはすでにAで検討しているので無視してよい。
8待ちに345+678で25待ちが追加されて、258待ち
4枚使いの8を除いて、25待ち

答え 3694725待ち

弐 上から外していく場合

9は8が4枚あるので単騎では使われない。789と順子で使われるとしてよい。
789を外して
 3334567888

A 8を暗刻で使うとき


3334567+888より、25847待ち 789での補正はない。
4枚使いの8を除いて、2547待ち

B 8を雀頭で使うとき


33345678+88 8待ちを無視して、369待ち 789での補正はない。

答え 3694725待ち

例題2
2344455566678

この場合下からは234が外せて、上からは678が外せるのでこの2つを外すと簡単になる。

234+4455566+678より、46待ちと5単騎待ちとなるが、
46待ちは補正で19待ちが追加されて、5待ちは補正で28待ちが追加される。

答え 1469258待ち

例題3
2234455566677

下から外していく。

A 2を2つの順子・塔子で使うとき


234+24(3嵌張待ち)を外して  55566677

これは、555+666+77として2面子+雀頭と見ることができるから、これは3嵌張待ちで聴牌している。

B 2を雀頭で使うとき

22を外して
 34455566677

344556を外して
 56677

58両面待ち 補正して、258待ち

答え 3258待ち

例題4
2223334445555

下から外していく。

A 2を3つの順子・塔子で使うとき


234×3+5555より、 5単騎待ちに234で2が追加されて、25待ち  4枚使いの5を除いて、2待ち

B 2を暗刻で使うとき


222+3334445555となる。

 a 3を3つの順子・塔子で使うとき

  222+345×3+5より、
  25待ち 4枚使いの5を除いて、2待ち

 b 3を暗刻で使うとき

  222+333+4445555より、
  365待ち 4枚使いの5を除いて、36待ち

 c 3を雀頭で使うとき

  222+33+34445555より、
  34シャンポン待ち 3を無視して4待ち

 a、b、cより、2364待ち

C 2を雀頭で使うとき


22+23334445555より、
2を233445の一部と見て、

 22+233445+34555

25待ち 4枚使いの5を除いて、2待ち

答え 2364待ち

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